デスクワーク後の休息にもみほぐし|サロン選び4つのポイント

もみほぐし

長時間のパソコン作業が続いた日は、仕事から離れ、心身を休める時間を作りたいと考える方もいるでしょう。休息の選択肢として、もみほぐしやドライヘッドスパなどのリラクゼーションサービスを利用する方もいます。

本記事では、デスクワーク後のリフレッシュに利用される施術の特徴、仕事帰りに通いやすいサロンの選び方、自宅や職場で取り入れやすいセルフケアを解説します。

なお、リラクゼーションサロンの施術は、病気やけがを診断・治療するものではありません。強い痛みやしびれ、急な視力低下などがある場合は、サロンを利用する前に医療機関へ相談してください。

デスクワーク後の休息にもみほぐしなどが選ばれる理由

デスクワークでは、画面を見続けたり、同じ姿勢を長時間保ったりすることで、首・肩・背中・腰などに負担を感じることがあります。

もみほぐしなどの施術では、心地よさやリラックス感を感じ、仕事から離れて休息する時間を過ごせる場合があります。ただし、感じ方や持続時間には個人差があり、病気やけがの改善を保証するものではありません。

法律上、医師以外があん摩・マッサージ・指圧を業として行うには、あん摩マッサージ指圧師免許が必要です。一方、リラクゼーションサロンでは、「もみほぐし」などの名称が用いられることがあります。名称だけでは資格の有無や施術内容を判断できないため、施術者の資格と具体的なサービス内容を確認しましょう。詳しくは、厚生労働省の案内も確認してください。

心地よい刺激を受けながら休息できる

パソコン作業中は、画面をのぞき込んだり、キーボードに手を伸ばしたりする姿勢が続きます。そのため、首・肩・背中などの一部に力が入り続けることがあります。

もみほぐしでは、手のひらや指などで体に触れ、利用者が心地よいと感じる範囲で圧を加えます。施術中に心地よさを感じたり、体を休ませる時間になったりする方もいます。

ただし、強い圧ほどよいわけではありません。痛みを我慢するような施術は避け、力加減について施術者に伝えることが大切です。

同じ姿勢から体を休ませるきっかけになる

デスクワーク中は、本人が思っている以上に同じ姿勢が続きやすいものです。座った状態が長く続くと、首・肩・腰・脚などに負担や重さを感じることがあります。

サロンを利用することで、パソコンやスマートフォンから離れ、横になったり姿勢を変えたりする時間を確保できます。施術そのものだけでなく、仕事を中断して体を休ませることも、リフレッシュにつながる要素の一つです。

リラックスする時間を確保しやすい

仕事の緊張や忙しさが続くと、帰宅後も気持ちを切り替えにくい場合があります。静かな空間で横になり、心地よいと感じる施術を受けることは、仕事から離れて休息するきっかけになります。

施術中に気持ちが落ち着いたり、眠気を感じたりする方もいるでしょう。ただし、「自律神経が整う」「睡眠の問題が改善する」と断定することはできません。眠れない状態や強い疲労感が長く続く場合は、医療機関などへの相談も検討してください。

デスクワーク中に負担を感じやすい部位

長時間の情報機器作業では、画面の注視や一定の姿勢が続くことで、目・首・肩・腰・背中・腕などに負担を感じる場合があります。

ただし、不調の原因はデスクワークだけとは限りません。強い症状や長引く症状がある場合は、自己判断で施術だけを続けず、医療機関へ相談しましょう。

首まわり

画面を見るために頭が前へ出た姿勢が続くと、首の後ろや付け根付近に張りや重さを感じることがあります。特に、ノートパソコンやスマートフォンを低い位置で見続けていると、首を前に傾ける時間が長くなりがちです。

作業中は画面の位置を調整し、ときどき姿勢を変えましょう。突然の強い首の痛み、手足のしびれや脱力、激しい頭痛などがある場合は、もみほぐしを受けずに医療機関へ相談してください。

肩まわり

キーボードやマウスを操作するときに腕を前へ出した状態が続くと、肩や肩甲骨まわりにこわばりを感じることがあります。

机や椅子の高さが合っていない場合や、肘や腕を支えられない状態で作業している場合も、肩に力が入りやすくなります。軽く肩を上げ下げする、腕を休ませる、机や椅子の高さを調整するなど、日常的な対策も取り入れましょう。

背中まわり

背中を丸めた姿勢や、体をねじった姿勢で長時間作業すると、背中全体に張りや重さを感じる場合があります。

背中に違和感があるときは、背もたれを活用し、ときどき立ち上がって姿勢を変えることが大切です。息苦しさ、胸の痛み、冷や汗などを伴う場合は、筋肉の疲れと決めつけず、速やかに医療機関へ相談してください。

腰まわり

座った姿勢が長時間続くと、腰やお尻まわりに重さやだるさを感じることがあります。椅子に浅く腰掛ける、背もたれを使わない、足を組んだまま作業するなど、同じ姿勢を長く続けることも負担につながります。

椅子に深く腰掛け、足裏が床につくように調整しましょう。強い腰痛、脚のしびれや脱力、排尿・排便の急な異常などがある場合は、早めに医療機関を受診してください。

目の疲れ

画面を長時間見続けると、まばたきが減り、目の乾き、かすみ、重さなどを感じる場合があります。

目を使う作業によって目の痛みやかすみ、頭痛、肩こり、吐き気などが現れ、休息や睡眠をとっても十分に回復しにくい状態は、眼精疲労と呼ばれます。原因には、パソコン作業だけでなく、ドライアイ、眼鏡やコンタクトレンズの度数、目の病気などが関係する場合もあります。

症状が続く場合や、強い眼痛、急な視力低下、視野の異常がある場合は、眼科へ相談しましょう。

もみほぐし・整体・ドライヘッドスパの違い

店舗によって、もみほぐし、整体、ドライヘッドスパなど、さまざまな名称のメニューが用意されています。施術名が同じでも、内容や技術、施術者の資格は店舗ごとに異なります。

名称だけで判断せず、施術の目的や方法、資格の有無、注意事項を確認し、自分の希望に合うものを選びましょう。

もみほぐし

もみほぐしは、服を着たまま受けられることが多い、リラクゼーション目的のサービスです。手のひらや指などを使って体に触れ、利用者の希望に合わせて圧を加えます。

仕事から離れて体を休ませたいときや、気持ちを切り替えたいときに利用されています。ただし、痛みや病気を診断・治療する施術ではありません。

持病やけががある場合は、利用前に医師へ相談し、施術者にも体の状態を伝えましょう。

整体

整体は、店舗や施術者によって考え方や施術内容が大きく異なります。ストレッチに近い施術、体を動かす施術、手で圧を加える施術などがありますが、「整体師」という名称自体は国家資格ではありません。

「骨格のゆがみを治す」「不調を根本改善する」などの説明だけで判断せず、具体的な施術内容、資格、経験、注意事項を確認しましょう。

強くひねる、急に動かす、痛みを我慢させるような施術に不安を感じた場合は、無理に受ける必要はありません。

ドライヘッドスパ

ドライヘッドスパは、水やオイルを使用せず、頭皮や頭まわりに触れるリラクゼーションサービスです。頭や顔まわりへの心地よい刺激を好む方や、静かな環境で休みたい方に選ばれています。

ただし、眼精疲労、頭痛、不眠などを治療するものではありません。強い頭痛、吐き気、視力の異常、頭部のけがなどがある場合は、施術を受ける前に医療機関へ相談してください。

デスクワーク後に利用するサロンの選び方

リラクゼーションサロンを選ぶときは、通いやすさだけでなく、施術内容や説明の分かりやすさ、安全面も確認することが大切です。ここでは、選ぶ際に確認したい4つのポイントを紹介します。

職場や通勤経路から近い店舗を探す

仕事帰りに利用する場合は、職場や通勤経路から無理なく立ち寄れる店舗を探しましょう。

駅から遠い店舗や乗り換えが多い場所では、移動が負担になり、継続して利用しにくくなることがあります。職場の最寄り駅、乗り換え駅、自宅の最寄り駅など、普段の生活動線にある店舗を候補にすると利用しやすくなります。

営業時間と予約方法を確認する

残業や勤務時間が不規則な方は、営業時間と最終受付時間を確認しておきましょう。店舗の営業終了時刻と、施術を受け付けてもらえる最終時刻は異なる場合があります。

当日予約に対応しているか、インターネットで空き状況を確認できるか、キャンセル規定が分かりやすいかなども確認しておくと安心です。

料金・施術内容・資格を確認する

料金だけでなく、施術時間に着替えやカウンセリングの時間が含まれているか、追加料金がかからないかなども確認しましょう。

施術については、どの部位にどのような方法で触れるのか、力加減を調整してもらえるか、避けたい部位を伝えられるかが重要です。

あん摩・マッサージ・指圧の施術を希望する場合は、施術者があん摩マッサージ指圧師の国家資格を持っているか確認しましょう。もみほぐしや整体を選ぶ場合も、名称だけで判断せず、施術内容、資格、研修内容、経験、施術前の説明を確認してください。

利用頻度に一律の正解はありません。体の状態、予算、生活リズムに合わせ、無理なく利用することが大切です。

清潔さと相談しやすさを重視する

安心して過ごすためには、店内やタオル、施術用ベッドなどが清潔に保たれているかも確認しましょう。

完全個室、半個室、オープンスペースなど、施術環境は店舗によって異なります。周囲の音や視線が気になる方は、予約前に確認しておくと安心です。

また、施術中に「痛い」「寒い」「姿勢がつらい」などと伝えやすい雰囲気かどうかも重要です。利用者の希望を聞かず、強い施術を一方的に続ける店舗は避けましょう。

施術後にも取り入れたいセルフケア

施術後も同じ姿勢で長時間作業を続けると、再び首・肩・腰などに負担を感じることがあります。

セルフケアは、痛みを我慢して行う必要はありません。無理のない範囲で体を動かし、違和感が強くなる場合は中止しましょう。

座ったまま軽く体を動かす

仕事の合間に、椅子に座ったまま肩や腕を軽く動かしてみましょう。両肩をゆっくり上げてから力を抜く、胸を軽く開く、腕を前後に動かすなど、負担の少ない動きがあります。

首は勢いをつけて大きく回さず、痛みのない範囲で左右を向いたり、ゆっくり傾けたりしましょう。しびれやめまいが出る場合は、すぐに中止してください。

目や首に強い圧をかけない

目や首が疲れているときでも、眼球や首の前側・側面を強く押すことは避けましょう。

目を休ませたい場合は、画面から目を離して遠くを見る、目を閉じる、意識してまばたきをするなど、負担の少ない方法があります。

蒸しタオルやホットアイマスクを使用する場合は、熱すぎない温度に調整し、低温やけどに注意してください。目に炎症やけががある場合は使用せず、眼科へ相談しましょう。

リフレッシュグッズを安全に活用する

クッション、フットレスト、ホットアイマスク、やわらかいストレッチ用具などを活用する方法もあります。

テニスボールや硬いローラーを使う場合は、背骨、首、痛みの強い部分を直接強く押さないでください。けがの直後、腫れや熱感がある部分、強く痛む部分には使用せず、違和感が出た場合は中止しましょう。

デスクワークの負担を減らすための働き方

デスクワークによる負担を減らすには、施術を受けるだけでなく、作業姿勢、作業休止時間、机や椅子の配置などを見直すことも大切です。

一つの姿勢を完璧に保とうとするのではなく、無理のない姿勢を作り、こまめに姿勢を変えることを意識しましょう。

無理のない姿勢を意識する

椅子には深く腰掛け、背もたれを活用します。足裏が床につかない場合は、足台を使用する方法もあります。

キーボードやマウスは、肩に力を入れなくても操作できる位置に置きましょう。画面は見上げる位置を避け、顔を大きく前に突き出さずに見られる高さに調整します。

厚生労働省の情報機器作業に関するガイドラインでは、デスクトップ型パソコンの好ましい姿勢として、画面の上端を目の位置より下にし、画面との距離をおおむね40センチメートル以上確保することが示されています。

ただし、体格、視力、使用する機器によって適した位置は異なります。無理なく画面を見られるように調整してください。

こまめに作業を中断する

長時間画面を見続ける場合は、作業を定期的に中断し、目や体を休ませましょう。

厚生労働省のガイドラインでは、一連続の情報機器作業が1時間を超えないようにし、次の連続作業までに10~15分の作業休止時間を設けることが示されています。また、連続作業の途中にも、1~2回程度の小休止を設けるよう示されています。小休止は、1~2分程度が目安です。

ここでいう作業休止時間は、情報機器作業をいったん中断するための時間であり、いわゆる休憩時間とは異なります。遠くを見る、目を閉じる、立ち上がる、軽く体を動かす、画面を使わない別の業務を行うなどの方法があります。

職場の仕事内容によって対応が難しい場合もありますが、可能な範囲で画面から目を離す時間を作りましょう。

作業環境を見直す

机、椅子、モニター、キーボード、マウスの位置が体に合っているか確認しましょう。

椅子の高さは、足裏が床につき、太ももの裏側が圧迫されにくい位置に調整します。机の下に荷物が多く、脚を動かせない状態も避けましょう。

ノートパソコンを長時間使用する場合は、外付けのキーボード、マウス、ディスプレイ台などを活用すると、画面と入力機器の位置を調整しやすくなります。

画面の明るさ、文字の大きさ、室内の照明なども、無理なく見られる状態に調整してください。

まとめ|休息と作業環境の見直しを組み合わせよう

長時間のデスクワークでは、首・肩・背中・腰・目などに疲れや不快感を感じることがあります。

もみほぐしやドライヘッドスパなどのリラクゼーションサービスは、仕事から離れて休息し、心地よい時間を過ごす方法の一つです。ただし、病気やけがを治療したり、症状の改善を保証したりするものではありません。

サロンを選ぶときは、職場や自宅からの通いやすさ、営業時間、料金だけでなく、施術内容、資格、説明の分かりやすさ、力加減を相談できるかどうかも確認しましょう。

日常生活では、こまめに画面から目を離し、姿勢を変え、机・椅子・モニターの位置を調整することが大切です。

強い痛みやしびれ、脱力、突然の激しい頭痛、胸の痛み、息苦しさ、急な視力低下などがある場合は、疲れやこりと自己判断せず、医療機関へ相談してください。

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