「毎日の立ち仕事で足が重い」「全身のだるさが抜けにくい」と感じていませんか。
忙しい日が続くと、マッサージ店などへ行く時間を作るのが難しいこともあります。
この記事では、自宅で寝る前に取り入れやすい、道具を使わないストレッチや軽い体操を部位別に紹介します。
6種類すべてを一度に行う必要はありません。気になる部位から2~3種類を選び、合計5分程度を目安に行いましょう。
強い痛み、しびれ、腫れ、熱感、長引く不調がある場合は、セルフケアだけで判断せず、医療機関へ相談することが大切です。
医師から運動を制限されている場合は、自己判断で始めず、事前に相談してください。
体のこわばりを感じやすくする要因
体をほぐすときは、どのような場面でこわばりや重だるさを感じるのか確認することが大切です。
状態を確認すると、自分が無理なく動かせる部位や、休ませたほうがよい部位を考えやすくなります。
ここでは、日常生活で体のこわばりを感じやすくする主な要因を紹介します。
長時間同じ姿勢が続いている
立ち仕事や座りっぱなしの作業が続くと、特定の部位に負担がかかりやすくなります。
同じ姿勢を保つために、足、腰、肩、首などに力が入り続けることがあるためです。
接客業や販売業などで長時間立っている方は、足や腰に疲れを感じることがあります。
デスクワークが多い方は、首、肩、背中のこわばりが気になる場合もあるでしょう。
毎日少しの時間でも、ストレッチや軽い体操を取り入れると、同じ姿勢が続く時間を中断できます。
体を動かす機会が少なくなっている
体を動かす機会が少ない生活が続くと、こわばりや重だるさを感じる場合があります。
休日にゆっくり過ごすこと自体は、悪いことではありません。
ただし、座ったままの時間が長く続く場合は、ときどき立ち上がって軽く体を動かしてみましょう。
無理に激しい運動を始める必要はありません。
軽いストレッチや、その場でできる体操などから始める方法があります。
痛みを我慢して伸ばさず、心地よく感じる範囲で行いましょう。
ストレスや緊張で体に力が入っている
ストレスや緊張が続くと、無意識に肩や背中へ力が入ることがあります。
仕事中に気を張る時間が長い方は、体の力が抜けにくくなっている場合もあるでしょう。
体をゆっくり動かす時間は、仕事から休息へ気持ちを切り替えるきっかけになります。
呼吸を止めず、心地よさを確認しながら行うことが大切です。
冷えによって動かしにくさを感じている
冷房の効いた室内や足元が冷えやすい環境では、体を動かしにくく感じることがあります。
冷えを感じる日は、体調に合わせて体を温めてからセルフケアを行いましょう。
湯船に浸かる、温かい飲み物を飲む、足元を冷やさないなどの方法があります。
ただし、入浴時は熱すぎるお湯や長湯を避けてください。
のぼせやふらつきがあるときは、ストレッチを行わず休みましょう。
体をほぐす習慣を取り入れるメリット
自宅でセルフケアを行う時間を作ると、日々のこわばりや疲労感に気づきやすくなります。
体の状態を確認する時間は、無理をしすぎる前に休むきっかけにもなります。
ここでは、無理のない範囲で体を動かす習慣を取り入れるメリットを紹介します。
負担を感じている部位に気づきやすくなる
体を動かす時間を作ると、こわばりや疲労感のある部位を確認しやすくなります。
- 肩や首の重さが気になる
- 腰まわりに疲労感がある
- 足の張りやだるさを感じる
このような悩みがある方は、寝る前の数分だけでも体を動かす時間を作ってみましょう。
毎日すべてを行う必要はありません。体調に合わせて続けることが大切です。
足首やふくらはぎを動かす機会になる
立ち仕事が続くと、夕方に足の重さやむくみを感じることがあります。
足首を回したり、ふくらはぎを動かしたりする体操は、仕事中に少なくなりがちな足の動きを補う方法のひとつです。
強く押したり、痛みを我慢して動かしたりする必要はありません。
片足だけが急に腫れた場合や、赤み、熱感、強い痛みがある場合は、セルフケアを中止してください。
息苦しさや胸の痛みを伴う場合は、速やかに医療機関を受診してください。
体の変化を確認する習慣ができる
セルフケアを行うと、その日の体の状態を確認できます。
「今日は足が張っている」「肩に力が入りやすい」など、日によって状態が異なることもあるでしょう。
体の変化に気づくと、休むタイミングや動かす部位を調整しやすくなります。
セルフケアによって疲れにくい体になることを保証するものではありません。
無理のない生活習慣を作る方法のひとつとして取り入れましょう。
寝る前に気持ちを切り替えやすくなる
就寝前にゆっくり体を動かすと、仕事や家事から休息へ気持ちを切り替える時間になります。
激しい運動ではなく、呼吸を続けながら行える軽いストレッチを選びましょう。
スマートフォンを見る時間を少し減らし、体の力を抜く時間を作る方法もあります。
睡眠の質の改善を保証するものではありませんが、寝る前の過ごし方を整える方法として取り入れられます。
寝る前5分でできる体のほぐし方6選
ここからは、道具を使わずに行いやすい6種類のストレッチと体操を紹介します。
6種類の中から、その日に気になる部位を2~3種類選びましょう。
痛みを我慢せず、心地よい範囲で行うことが大切です。
強い痛みや違和感が出た場合は、すぐに中止してください。
1.首の側面をやさしく伸ばす
首まわりのこわばりが気になるときは、首を横へ傾けるストレッチを行います。
首を勢いよく回したり、反動をつけたりしないようにしましょう。
- 背筋を伸ばして椅子に座る
- 顔を正面に向けたまま、頭を右側へゆっくり傾ける
- 首の左側が軽く伸びる位置で10~20秒保つ
- 反対側も同じように行う
手を添える場合も、頭を強く引っ張らないでください。
首から腕にかけて痛みやしびれが出る場合は、中止しましょう。
2.肩甲骨まわりをゆっくり動かす
肩の重さが気になるときは、ひじで円を描くように肩を回します。
- 両手の指先を左右の肩に置く
- ひじで大きな円を描くように前へ5回回す
- 同じように後ろへ5回回す
肩をすくめず、呼吸を続けながらゆっくり動かしましょう。
肩関節に痛みがある場合は、動かす範囲を小さくするか中止してください。
3.胸を開いて背中をやさしく伸ばす
前かがみの姿勢が続いた日は、胸を開くストレッチを取り入れてみましょう。
- 椅子に座るか、安定した姿勢で立つ
- 背中側で両手を軽く組む
- 胸を開くように両手を少し後ろへ動かす
- 呼吸を続けながら10~20秒保つ
腰を反らせすぎないように注意してください。
肩に痛みがある場合は、両手を組まず、胸を軽く開くだけにしましょう。
4.腰から背中を無理なく伸ばす
腰の重だるさが気になるときは、仰向けで行うストレッチがあります。
- 床やベッドに仰向けになる
- 両ひざを曲げる
- 両ひざを手で支え、無理のない範囲で胸へ近づける
- 呼吸を続けながら10~20秒保つ
左右に揺れる場合は、痛みが出ない小さな動きにとどめましょう。
腰に強い痛みがある場合や、足にしびれがある場合は行わないでください。
5.太ももの前側を伸ばす
太ももの前側が張りやすい方は、立った姿勢でストレッチを行います。
- 壁や安定した椅子に手を添える
- 片方のひざを曲げ、同じ側の手で足首を持つ
- かかとをお尻へゆっくり近づける
- 太ももの前側が軽く伸びる位置で20秒ほど保つ
- 反対側も同じように行う
ひざや腰に違和感がある場合は、足を無理に引き寄せないでください。
バランスを崩さないよう、必ず壁や椅子につかまりましょう。
6.かかとの上げ下げでふくらはぎを動かす
足の重さが気になるときは、かかとを上げ下げする軽い体操を行います。
- 足を腰幅程度に開いて立つ
- 壁や安定した椅子に手を添える
- ゆっくりとかかとを上げる
- ゆっくりとかかとを床へ戻す
- 無理のない範囲で10回程度繰り返す
勢いをつけず、ゆっくり動かすことがポイントです。
足首やふくらはぎに痛みが出た場合は、中止してください。
生活の流れに合わせて体を動かす方法
セルフケアを続けるには、いつもの生活の流れに組み込むことが大切です。
特別な時間を長く作ろうとせず、無理なく続けられるタイミングを選びましょう。
起床時に軽く体を伸ばす
朝起きたときは、布団の中でできる軽いストレッチから始める方法があります。
仰向けのまま両手と両足を伸ばし、無理のない範囲で背伸びをしてみましょう。
手首や足首をゆっくり動かす方法もあります。
起床直後にふらつく場合は、急に立ち上がらず、体調が落ち着いてから動きましょう。
入浴後に無理なく体を伸ばす
入浴後は、寝る前のストレッチを取り入れやすいタイミングのひとつです。
髪を乾かした後などに、足や腰まわりをゆっくり伸ばしてみましょう。
熱いお風呂に長く入った直後や、のぼせているときは行わないでください。
水分をとり、体調が落ち着いてから行いましょう。
就寝前にゆっくり呼吸する
寝る前は激しい動きではなく、呼吸を止めずに行える軽い動きが適しています。
ベッドに横になったら、鼻からゆっくり息を吸います。
その後、無理のない長さで口から息を吐きましょう。
眠れない状態が続く場合や、日中の強い眠気によって生活に支障が出ている場合は、医療機関へ相談してください。
立ち仕事の方があわせて見直したいセルフケア
立ち仕事による疲労感が気になる場合は、ストレッチ以外の過ごし方も見直してみましょう。
すべてを一度に変える必要はありません。取り入れやすい方法から始めることが大切です。
体調に合わせて湯船に浸かる
疲れを感じる日は、体調に合わせて湯船に浸かる時間を作る方法があります。
入浴は、仕事から休息へ気持ちを切り替えるきっかけにもなります。
お湯の温度は熱すぎないようにし、長湯を避けてください。
寒い季節は、脱衣所と浴室の温度差にも注意しましょう。
体調が悪いときや、入浴を控えるよう医師から指示されている場合は、無理に入らないでください。
体調がよい日は散歩などで体を動かす
休日に休息を取ることは大切です。
体調がよい日は、散歩などの軽い有酸素運動を取り入れる方法もあります。
- 近所を無理のない時間だけ歩く
- 自宅で音楽に合わせて軽く体を動かす
- 普段より少し遠い店まで歩く
時間や距離は体力に合わせて調整してください。
疲れが強い日は無理をせず、休息を優先しましょう。
靴や立ち方を見直す
立ち仕事による疲労感が気になる場合は、靴や立ち方も確認してみましょう。
足に合わない靴や不安定な姿勢が続くと、足や腰などに負担を感じる場合があります。
足に合い、仕事内容や職場の安全基準に適した靴を選ぶことが大切です。
休憩中に足を軽く動かす、同じ側の足に体重をかけ続けないなどの工夫もあります。
痛みが続く場合は、靴や姿勢だけが原因と判断せず、医療機関へ相談してください。
まとめ|自分に合う体のほぐし方を無理なく続けよう
立ち仕事や日常生活で足の重さ、肩や腰のこわばりを感じることがあります。
そのような日は、寝る前の短い時間にストレッチや軽い体操を取り入れてみましょう。
6種類すべてを行う必要はありません。首、肩甲骨、背中、腰、太もも、ふくらはぎの中から、気になる部位を選んでください。
大切なのは、痛みを我慢せず、心地よく感じる範囲で行うことです。
入浴後や就寝前など、生活の流れに組み込むと続けやすくなります。
ただし、強い痛み、しびれ、急な腫れ、熱感、長引く不調がある場合は、セルフケアだけで判断しないでください。
息苦しさや胸の痛みを伴う場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。
その日の体調に合わせて内容や時間を調整し、無理のない範囲で続けることが大切です。
その辛い疲れ、明日まで持ち越さないで。
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